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初心者にコンピュータを教えよう、Windows向け。

その一、まうすをますたあ


マウスの持ち方

 今のコンピュータは、昔のライトペンなどの直感的なインターフェースのかわりに、『マウス』と呼ばれる、間接的な方法を採用しています。これは、画面に見える、矢印の動きが、自分の視野に入らない、お手手の動きと連動しているというわけで、キーボードよりも退行化した入力装置だと言えます。キーボードは、非常によくできていて、キーボードを見ながら打っても、何の文字がでてくるかだいたい予想が付きますが、マウスは、マウスを見ながらボタンを押しても、結果はまちまちです。もしかしたら、矢印が、自爆ボタンを指し示しているかもしれません。

 だから、マウスは、初心者に、ブラインドタッチを強要しています。だから、マウスの操作が下手なのは、当然なはずです。

 言い換えてみると、キーボードが、自転車で、マウスが、自動車の操作であるといえましょう。

 それを踏まえて、マウスの構え方の修得をしましょう。

 マウスは、ひとつまたはふたつの、板状の部品、または、ボタン上の部品が付いています。それを、人指し指、中指にかかるようにおきます。次が重要。そのまま、手の付け根の方、手のひらの膨らんでいるところを、机に付けてしまいましょう。こうすることによって、固定感がまし、うまくマウスの操作、特に、ダブルクリックがしやすくなります。手の疲れも多少軽減します。

図1-1.悪い例。

図1-2.よい例。

 まとめ

  • マウスは、初心者に、ブラインドタッチを強要−>下手なのは当然
  • キーボード=自転車
    マウス=自動車の操作


クリック、ダブルクリック

 今までパソコンに触れないようにしていた人にとって、やはりマウスは天敵らしいです。上下左右になんとか動かせるようになりますが、クリック、ダブルクリックの概念はおろか、「なぜ『2回ぽち』とか言わないの」といわれて、言葉に詰まることがあります。真実を言うと、かなりの人が怒りそうですが、とりあえず私の考えを。

 コンピュータを使うことは、実は、修得するのが簡単で、昔からやっている人は、新しくやる人の足かせのために、わざと難しい用語を使う傾向があるようです。自分のレベルにまで初心者が上がってくるのが嫌なのですね、きっと。

 実際に、難しい単語を使えるようになることがレベルアップの指標になったり、パソコンを覚えようとしている人も、今まで分からなかった言葉の意味が分かると、しきりに使いがちで、これが悪循環を呈しているものと思います。

クリック、ダブルクリックの二つの意味

 クリックとは、2重の意味があるので、その意味を分けて考えてみましょう。

 最初に、手の動作としてのクリックとダブルクリックを説明します。

クリックですが、マウスのボタンを『指の腹で』、『ピアノの鍵盤を弾く』ように押すことです。ここで注意、説明する人は、たんに『おす』なんて言ってはいけません。最初は、押したら、押しっぱなしです。ほとんどの人は。

図1-3.クリック(シングルクリック)のイメージ

 次、ダブルクリックは、マウスのボタンを、ピアノで言うと、8分音符ふたつの要領で弾きます。このとき、マウスの構え方がいいかげんだと、絶対、ダブルクリックとして認められません。コンピューターにも認められないし、ほかの人にもです。マウスを正確に静止して、かつ、8分音符ふたつの速さでマウスのボタンを叩かなければなりません。かなり大変です。

図1-4.ダブルクリックのイメージ

 ものによっては、トリプルクリックというものもあります。もう説明するのもなんですが、3連符で打ってください。

三連符なんて、書き方忘れちゃった。しかも、三連符って、6分音符と換算されるから、遅いですね。まあ、いいや。

 安心しださい、その次はありません。もはや人間業ではないですから。

 次に、画面上での意味を説明します。

 画面には、色々な絵がでています。大きさがだいたい同じで、なんとなく平面的なもの、これを、『アイコン』と言っておきます。"icon"ですが、イコンて読む人は、コンピュータとは別の分野の人々です。でも、確実にいらっしゃいますので、ちょっと、気に留めておきましょう。

 また、画面上には、四角いけど、立体的にかかれているものがあります。これは、大抵の場合、『ボタン』です。

図1-5.
アイコンの例

図1-6.
ボタンの例

 こいつらの絵の上で、マウスの左ボタンでクリックすることを、左クリック、もしくは、左を省略して、クリックと呼びます。もしくは、1回だけ弾くことを強調するために、シングルクリックということもあります。

 また、マウスの右の板でクリックすることを、右クリックと言います。大抵、右のボタンは、ダブルクリックをすることがないので、みぎだぶる〜、みぎしん〜とは言いません。

 更に、同じ状況で、マウスの左の板でダブルクリックすることを、ダブルクリックと定義し直します。

 いまので、何が変わったかというと、『このアイコンをダブルクリックして。』という言い回しが出来るようになります。このときの動作として、「マウスと、画面の矢印が同期していることを確認して、『このアイコン』なる、絵の上にもっていって、すかさず、手のひらっペタを机に固定するのを忘れずにやってから、マウスについている左側の板を、まるで、ピアノの鍵盤を、8分音符で弾くようにして弾く。」という動作が出来るようにならなくてはならないのです。大変。

まとめ

  • クリック=
    1.マウスの板を、ピアノを弾くように、1回打鍵すること。
    2.画面上の対象物に矢印をマウスを動かして合わせて、左のマウスの板でもって、あとは、1と同じ。
  • ダブルクリック=
    1.マウスの板を、ピアノで8分音符を2つ弾くように、2回打鍵すること。
    2.画面上の対象物に矢印をマウスを動かして合わせて、左のマウスの板でもって、あとは、1と同じ。
  • 右クリック=
    画面上の対象物に矢印をマウスを動かして合わせて、左のマウスの板でもって、ピアノを弾くように、1回打鍵すること。


ドラッグ&ドロップ

 さて、マウスの操作は奥が深いので、まだまだ、マウスの板の押し方にはコツがあります。今度は、ドラッグとドロップです。

 ドラッグの手の操作としては、マウスの板を押したまま、にして、マウスを動かすことです(弾かない)。ドロップは、ドラッグのままの状態からの移行する単語で、動作としては、今まで押したままの指を放すことです。

 画面上では、あるアイコンの上に矢印を持ってきて、そこでドラッグします。そうすると、マウスの動かすとおり、すなわち、矢印の動くとおりに動きます。それで、適当なところで、ドロップします。あ、その前に、注意して欲しいのは、ドロップする場所が、例えば、ごみ箱だったりすると、そのアイコンは消えちゃいます。もしくは、矢印付きのアイコンだったりすると、矢印付きのアイコンに、ドロップしたアイコンの情報が送られます。

 この仕組みを詳しく、説明すると、英語の、第三文型だと思ってください。Sがドロップされたアイコン、Vが、ドロップされたアイコンがしでかすこと、Oが、ドロップしたアイコンです。ごみ箱は、動作として、消すので、ごみ箱は、アイコンを、消すわけです。

まとめ

  • ドラッグ&ドロップは、第3文型。
    S=ドロップされたアイコン、
    V=ドロップされたアイコンがしでかすこと、
    O=ドロップしたアイコン。


ボタン、アイコン、その他の紛らわしい絵

 ボタンと、アイコンと、それ以外の区別ですが、こいつらは、マウスの左の板の押し具合で判断します。ボタンは、マウスを動かし、矢印を、そのボタンチックな絵に合わせて、マウスについている板の、左の方を押したままにすると、へこんだ絵がでてきます。押してた板を離すと、そのボタンに応じた動作が行われます。大抵、ボタンに書いている文字や絵から連想できる動作です。この動作を、『ボタンを押す』と言います。だから、『消去』て書いているボタンの場所で、矢印を合わせ、マウスの左の板を、押して、離すと(もしくは、クリックすると)、消去されます。言い換えると、『消去』ボタンをおすと言います。

 アイコンは、その絵の上に矢印を合わせて、マウスの左の板を、押して、離すと、『反転表示』という、一種の変色したように見える表示になります。この状態を、『アイコンを選択した』と言います。選択されたアイコンは、「これから、何をされるのだろう。」という、待機状態になると思ってください。この状態で、キーボードの、『Enter』キーを押すと、アイコンの絵柄によって、ことなる動作を行うし、『DEL』キーを押すと、アイコンが消えます。

 それ以外っつうのは、上ふたつ以外の動作をするものです。もしくは、動作をしないものもあります。アイコンの隙間のところで、左の板でクリックしてみましょう、なにもなりません。

まとめ

  • ボタンはシングルクリック
  • アイコンは、シングルクリックとダブルクリックで意味が違う。


Copyight yoshitaka.ono,1997.